このサイト「読書感想文レシピ」では、小学生のみなさんが読書感想文を書くのにおすすめの本をたくさん紹介(しょうかい)していきます。
本の内容を紹介するとともに、読書感想文を書くためには、どんなところに目をつけて本を読んだらいいか、目のつけどころも書いています。
質問形式で書いていますので、みなさんは、本を読みながら、質問の答えを考えてメモしてください。
そのメモが、読書感想文の材料になります。
何を書いたらいいのかわからない、という読書感想文のいちばんのなやみが、きっと解決すると思います。
では、このサイトの本の紹介記事をヒントに、読書感想文を書く方法を、これから説明します。
まずは通して読もう
本を一度通して読みましょう。読書感想文を書くためとかたく考えず、楽しく読めるいつもの自分のペースで読んでください。
読んでみてどう思いましたか? おもしろかったかな? それともイマイチ? よく意味がわからない本もあるかもしれませんね。
- おもしろかった
- また読みたい
- だれかにすすめたい
こう思える本だったら、きっとすてきな読書感想文を書くことができますよ。
この本で読書感想文を書いてみようかな、と思える本が見つかったら、次のステップに進みましょう。
もう一度ゆっくりていねいに読み返そう
もう一度、本を読み返しましょう。
今度は、登場人物や、お話のポイントとなるものや場所などに気をつけて読んでみましょう。そういうものを、メモしながら読むと、なおいいですね。
このサイト「読書感想文レシピ」では、細かいところまで気をつけて2回目に読めるように、ちょっとしたクイズや、メモするもののヒントを書いています。ぜひやってみてくださいね。
読書感想文の材料を集めよう
このサイト「読書感想文レシピ」の、それぞれの本のページには、「本についての質問(しつもん)に答えてみよう」というところがあります。
ここには、本についての、いろいろな質問がのっています。この質問に、あなたなりの答えを考えて、メモしてみましょう。
メモ用紙1枚に、1つの質問の答えを書くようにします。3つの質問に答えるとしたら、メモ用紙は3枚です。
- メモは、短い文でも、一言でもかまいません。
- 答えを思いつけない質問には、無理に答えなくてもいいです。
- 自分でもっと他に思いついた質問があれば、どんどんつけたしてください。
- 質問の答えに、正解や不正解はありません。自分の心の中からわいてきた言葉をそのまま書いてください。
質問の答えをくわしくしよう
さきほどは、質問の答えは、短くても、一言でもいいと書きました。
今度は、書いた質問の答えを読み返して、もう少しくわしく書き足してみましょう。
読書感想文に何を書くか決めよう
質問の答えがくわしく書けたでしょうか。 次にメモ用紙をならべて読み返し、読書感想文に書きたい、または書けそうだなと思えることをいくつか選んでみましょう。
これが、読書感想文のモトになります。
詳しく長く書けそうなことを選ぶと良いでしょう。
メモの例-その1
「お父さんにかたぐるまをしてもらうみたいに、エルフのせなかにのって草原を走ったら、けしきがよく見えて、風がきもちいいだろうな。」
メモの例-その2
「足のけがをして体育を見学した時、げんきに走るクラスのみんなを見ていたら、さびしい気もちになった」
メモの例-その3
「エルフ、体のきずはもういたくない? みんなをまもってくれて、ありがとう。」
書く順番を考えて並び替えよう
選んだ読書感想文のモトを、どんな順番で書くか決めます。メモ用紙を並べ替えて、どんな順番で書いたらまとまりそうか、考えて決めて下さい。
もっと詳しく書いてつなげよう
紙やノートに、読書感想文を書いていきます。まだ下書きです。原こう用紙に書くか、ノートに1行ずつあけて書きましょう。
一通り書けたら、読み返し、言葉や文をつけたしたり、いらない言葉や文を線で消したり、順番をかえたり、良くなるよう工夫してみてください。
この、よくなるよう工夫することを、何回もやってもいいんです。次の日に読み返してみると、直した方がいいところに気づいたり、いいアイディアがうかんだりすることもあります。
通して読んでみよう
いよいよ、これでいい、と思ったら、読書感想文をはじめから通して読んでみましょう。音読をして、お父さんやお母さんに聞いてもらうのも、とてもいいと思います。
清書をしよう
最後に、清書をします。学校から用紙が配られている場合はその用紙に、自分で用意する場合は、400字の原こう用紙などに書きます。
清書はめんどうくさいと思うかもしれませんが、せっかくの、ここまでのがんばりのしあげです。心をこめて、いちばんいい文字を書きましょう。
これで、読書感想文の完成です。