『ももいろのきりん』についてのページです。
作者の中川李枝子(なかがわ りえこ)さんには『ぐりとぐら』『いやいやえん』など有名な本がたくさんあります。小学校の国語の教科書で作品にふれたことのある方も多いのではないでしょうか。
小学校1~2年生のみなさんが、読書感想文を書くための本としておすすめの作品です。
このページに書いてあることをヒントに、読書感想文を書くことができます。書き方はこちらのページで説明しています。
→読書感想文の書き方
ももいろのきりん-この本について
- 題名:ももいろのきりん
- 書いた人:中川李枝子(なかがわ りえこ)
- 出版社(しゅっぱんしゃ):福音館書店(ふくいんかんしょてん)
- シリーズ:福音館創作童話シリーズ
- 本の大きさ:横19cm×たて21cm
- ページ数:88ページ
- 初めて出版(しゅっぱん)された年:1965年
- どこで書かれたか:日本
ももいろのきりん Amazonの商品ページ
どんなお話?
お母さんからもらったももいろの紙は、とても大きくて、広げると、るるこの部屋はやわらかいももいろのひかりでいっぱいになりました。るるこはこの紙で、きりんを作り始めました。大きくて、世界一きれいな、ももいろのきりんです。
※この先は、本を読んだ後で読むことをおすすめします。(ネタバレがあります)※
読んでみよう
まず、いつも本を読むときのように、自由な速さで読みましょう。
そしてもう一回、こんどは読書感想文を書くために、くわしく読んでいきます。
こんなことをメモしながら読んでみましょう。
この本にはいろんな色の動物がたくさん出てきます。出てくる動物の名前と、その色を書いてみてください。→
本についてのしつ問に答えてみよう
- あなたは、絵をかいたり、紙でものを作ったりするのが好きですか。
- 今まで絵をかいたり紙で何かを作ったりした時のことを思い出して書いてみてください。
- とても大きな紙をもらうとしたら、何色の紙がいいですか。
- その紙で、何を作ってみたいですか。
- 自分がかいた絵や作ったものが、しゃべりだしたらどう思いますか? どんな話をしてみたいですか。
- あなたはこの本に出てくる、ももいろのきりんをどう思いますか?
- ももいろのきりんはいろんなことを言いますね。きりんの言ったことの中から、おもしろいと思った言葉や心にのこる言葉をひとつ選んでみてください。あなただったら、それにどんな返事をしますか。
- ももいろのきりんに会ったら、いっしょにどこへ行って、何をしてみたいですか。
- この本に出てくるどうぶつに話しかけるとしたら、だれに、何といいますか。
- 他にも、この本を読んで、おもしろかったこと、自分もやってみたいと思ったことなどを書いて、読書メモを作ってみてください。
いさましいるるこ
思ったことをまよわずどんどん形にしていくるるこ。いさましいという言葉がぴったりです。かっこいいな、すごいなと思いました。
るるこのように、何かをかいたり作ったりしながらお話を考えるのが大好きな方もいるのではないでしょうか。
かいたものがしゃべり出したり、動き出したりしたら、ほんとにおもしろいでしょうね。
この本には、悪いくまをやっつけて改心させるところがあります。
「いじわるをしてはいけない」「よくばってものをひとりじめしてはいけない」といった教訓を得たということにすると、読書感想文を書きやすいと思うかもしれません。書きやすいだけに、人と同じような感想になってしまいやすいというむずかしさが実はあります。
教訓でまとめるとしても、自分が経験したことを思い出して、または、その場面にいることを想像して、自分だったらどうするか、何と言うか、くわしく書けるといいと思います。
出てくる動物とその色
きりん-ももいろ
さる-レモンいろ
うさぎ-そらいろ
りす-ぶどういろ
きつね-クリームいろ
ひつじ-チョコレートいろ
うま-青
たぬき-トマトいろ
へび-赤
くま-オレンジ(白)