アーノルド・ローベルの本「ふくろうくん」のページです。
この本には、短いお話が5つ入っています。どのページにも、ほほえましいふくろうくんの絵がかかれています。小学校1~2年生のみなさんが、読書かんそう文を書くための本としておすすめです。
短いお話1つについての感想文を書いてもいいですし、5つのお話を通して読んだ感想でも、どちらでもいいと思います。
このページに書いてあることをヒントに、読書感想文を書くことができます。書き方はこちらのページで説明しています。
→読書感想文の書き方
ふくろうくん-この本について
- 本の名前:ふくろうくん
- 書いた人:アーノルド・ローベル
- 日本語になおした人:三木卓(みき たく)
- 出版社:文化出版局(ぶんかしゅっぱんきょく)
- 本の大きさ:よこ15.2cm×たて21.2cm
- ページ数:64ページ
- 初めて出版された年:原作はアメリカ合衆国で1975年。日本で出版されたのは1976年。
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どんなお話?
ある冬の夜、ふくろうくんはだんろのそばのいすにすわり、ばんごはんを食べていました。あたたかくて、いい気もちです。その時、家のドアをどんどんたたくものがいます。ドアを開けても、だれもいません。きっと「ふゆ」が家に入りたがっているんだな、と思ったふくろうくんは、親切に声をかけますが…
2回読んでみましょう
1回目は、いつもの本を読む速さで、楽しみながら読んでみてください。
2回目は、読書感想文を書くために、少しくわしく本を読んでいきましょう。こんなところに気をつけながら読んでみてください。
この本には、ふくろうくんのほかに、だれが出てきますか。→
※この先は、本を読んでから読むことをおすすめします(ネタバレがあります)※
本についての質問に答えてみよう
- この本で、あなたがすきな絵はどれですか。その絵のどんなところがすきですか。
- ふくろうくんは1人ぐらしですが、家はどんなようすですか。
- ふくろうくんの家にあなたはすんでみたいですか。
- この本で、あなたがおもしろいと思ったことを教えてください。1つでも、たくさんでもいいですよ。
- はじめのお話で、ふゆがふくろうくんの家に入ってきた時のことを読んで、どう思いましたか。
- さいごのお話で、お月さまとさよならをして家に帰った時、ふくろうくんはどんな気もちだったでしょうか。そうぞうして書いてみてください。
- あなたは友だちとわかれた後、さびしい気もちになったことがありますか。その時のことを思い出して書いてみてください。
- あなたは、ふくろうくんと友だちになりたいですか。
- もし、ふくろうくんと友だちになったら、いっしょに何をしたいですか。
- ふくろうくんに話しかけるとしたら、何と言いますか。
- ほかにも、この本を読んで、おどろいたこと、わらったこと、ふしぎに思ったことなど、メモしてみてください。
ひとこと
小学校入学前から、読み聞かせでこの本に親しむ方もいるかもしれませんね。
アーノルド・ローベルの本は「こぶたくん」「きりぎりすくん」など、ほかにもたくさんあります。「ふたりはともだち」を、国語の教科書で読む人も多いでしょう。
出てくる生きものたちは、失敗をすることもありますし、思いどおりにならなくて、悲しんだり、おこったりすることもあります。ぼくにも、わたしにも、こういうことがあったな、と思い出すことがあるのではないでしょうか。
そして本の中でとくべつにかがやいている「友だち」という言葉についても、思ったことを読書感想文に書いてみるといいかもしれません。
ふくろうくんの本に出てくるもの
この本には、ふくろうくんのほかに、だれもでてきません。
でも本当にそうでしょうか。
ふゆ
こんもりくん
お月さま
こういうものを、ふくろうくんはおこったり、こわがったり、友だちだと思ったりしていますね。悲しみやふしぎさなど「自分の気もち」とも、会話をして、しんけんにつきあっているようです。