ミシェル・ヌードセン作の絵本「としょかんライオン」のページです。小学校1~2年生のみなさんが、読書感想文を書くのにおすすめの作品です。
このページに書いてあることをヒントに、読書感想文を書くことができます。書き方はこちらのページで説明しています。
→読書感想文の書き方
としょかんライオン-この本について
- 題名:としょかんライオン
- 文を書いた人:ミシェル・ヌードセン
- 絵をかいた人:ケビン・ホークス
- 日本語になおした人:福本友美子(ふくもと ゆみこ)
- 出版社:岩崎書店(いわさきしょてん)
- シリーズ:海外秀作絵本
- 本の大きさ:横26cm×縦30cm
- ページ数:40ページ
- 初めて出版された年:2007年
- どこで書かれたか:アメリカ
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としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
どんなお話?
「ライオンがいるんです!としょかんに!」それを聞いた館長は言いました。「で、そのライオンは、としょかんのきまりをまもらないんですか?」としょかんがすっかり気に入ったライオンですが、きまりにうるさい館長と、うまくやっていけるでしょうか。
※この先は、本を読んだ後で読むことをおすすめします。(ネタバレがあります)※
としょかんライオンを読んでみよう
1回目は、自分のいつものペースで読みましょう。
そしてもう一回、ゆっくりていねいに読み返してみましょう。こんなことをメモしながら読んでみてください。
この本に出てくる図書館には、どんなきまりがありますか?
質問の答えを考えて読書メモを作ろう
- あなたは図書館が好きですか。
- 図書館はどんなところですか。
- あなたの町の図書館にどんなきまりがあるか、知っていたら書いてください。
- ライオンのことを、どう思いますか。
- ライオンについて、知っていることを書いてください。
- もしも、あなたの町の図書館にライオンがいたら、図書館の人たちはどうすると思いますか。
- あなたは図書館でライオンに会ったら、どうしますか。
- きまりを守らない人を見たことがありますか。その時のことを思い出して書いてください。
- 自分がきまりを守らずに注意されたことがありますか。その時のことを思い出して書いてください。
- 雨にぬれて図書館の前にいるライオンの絵を見てください。ライオンはどんな様子ですか。どんな気持ちでしょうか。
- 最後のページのライオンの絵を見てください。この時ライオンは、心の中でなんと言っていると思いますか。想像して書いてみてください。
- ちゃんとしたわけがあって、きまりを守れないこともある、とこの本には書いてありますが、ちゃんとしたわけというのは、たとえばどんなことだと思いますか。
- 他にも、この本を読んで考えたことや、思い出した自分の体験などがあれば、書いてみましょう。
ひとこと
「きまり」について考えさせられる、ちょっと道徳っぽいお話です。こんな時どうしたらいいのかな?と考えさせ、その答えがはっきりと書かれていて、とてもわかりやすいお話ではあります。
読書感想文は書きやすいけれど、誰が書いても同じような感想文になってしまいやすい、という心配もあります。体験や、想像したことなど、自分にしか書けないことを具体的に書くよう、工夫できるといいと思います。
きまりがあることを忘れて、走ったり、大きな声を出したり……ついやってしまうこともあるのではないでしょうか。そして注意されると、嫌な気持ちになって、「きまりなんかなければいいのにな」と思うことも。
もしも、図書館にきまりがなかったら、どうなるでしょうか。好きなようにやっていいとしたら、図書館で何をしてみたいですか? それを想像して読書感想文に書いてみるのもいいかもしれません。