伝記「野口英世」は小学校3~4年生の方が、読書感想文を書くための本としておすすめの作品です。読書感想文を書くためには、この本のどんなところに目をつけて読んだらいいか、ヒントを書いています。
このページに書いてあることをもとに、読書感想文を書く方法を、こちらのページで説明しています。
野口英世-この本について
- 題名:野口英世(のぐちひでよ)
- 書いた人:浜野卓也
- 出版社(しゅっぱんしゃ):ポプラ社
- シリーズ:おもしろくてやくにたつ子どもの伝記1
- 本の大きさ:横15.5cm×たて21.5cm
- ページ数:158ページ
- 初めて出版(しゅっぱん)された年:1998年
- どこで書かれたか:日本
※Amazon商品ページ
野口英世 (おもしろくてやくにたつ子どもの伝記 (1))
どんなお話?
明治9年、野口清作(後の野口英世)は、福島県の村でまずしい家に生まれました。赤ちゃんの時にひどいやけどをして、左手がにぎったまま開かなくなってしまった清作は、小学校でいじめにあいながらも、よく勉強をし、やがて医者になりたいという夢(ゆめ)を持つようになります。
まず2回読もう
1回目は、自由に好きな速さで読みましょう。
2回目は、ゆっくりていねいに、こんなことをメモしながら読んでみてください。
野口清作は、いろんな先生やお医者さんに教わり、世話になりながら、勉強や研究をしました。
出てくる先生やお医者さんの名前を、全部メモしてみましょう。→
野口英世のかつやくのかげには、多くの恩人(おんじん)の力があったのですね。
※この先は、本を読んでから読むことをおすすめします(ネタバレがあります)※
本についてのしつ問に答えてみよう
- 英世は小学生のころ、手が不自由なことでいじめられました。君だったら、英世のような子がクラスにいたら、どうしますか。
- 野口英世のすごいと思うところを書き出してみましょう。
- 野口英世の、ちょっとダメだなと思うところを書き出してみましょう。
- ダメなところがあっても、英世がりっぱな研究をすることができたのはどうしてだと思いますか。
- 野口英世が、お母さんを大切にしていたことがわかる文章をさがしてみましょう。それを読んで、どう思いますか。
- 英世は医者になりたいという夢(ゆめ)を持ち、勉強をだれよりもがんばりました。君には、将来(しょうらい)の夢はありますか。その夢をかなえるために、どんなことをしていますか。
- 他にも、この本を読んでおどろいたこと、感心したこと、もっと知りたいと思ったことなどがあれば、書いてみてください。
ひとこと
偉人伝(いじんでん)には必ず登場する、有名な野口英世の本です。病気を治し人の命を助けるための研究をした、りっぱな医学博士です。
人に尊敬(そんけい)され、めぐまれた人生を送った人なんだろうなと思うかもしれませんが、この本を読むと、びっくりすることが多いですね。
子どものころはどうだったでしょうか。やけどをおい、小学校ではいじめられます。医者になるための勉強をしたくても、家は、進学もままならないほどまずしいのです。
また、英世の性格はどうでしょうか。この本には、身なりやお金の使い方にまったく気をつかわない、野口英世の一面がえがかれています。
けっして楽な人生ではなかった野口英世は、どうしてすごい研究をすることができたのでしょう。この本を読んで、考えてみてください。
同じシリーズのこんな本もおすすめです
ポプラ社の「おもしろくてやくにたつ子どもの伝記」シリーズには、他にもたくさんの有名な歴史上の人物が取り上げられています。
- 文章で読む人物の物語
- 年表や写真などさまざまな資料
この2部構成となっているのがポイントで、どんな人物だったのか、よくわかるようになっています。小学校低学年の方から読める伝記シリーズです。
小学校3年生から高学年の方までの読書感想文におすすめです。
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野口英世の先生たち
小林栄先生
渡辺鼎先生
血脇守之助先生
高山院長
北里柴三郎先生
フレキスナー博士
ミッチェル博士
ホフマン博士
ミュラー博士