5~6年生の読書感想文におすすめの本「ぼくが弟にしたこと」についてのページです。
親の離婚、いじめ、暴力といった深刻なテーマを扱い、小学生の現実をリアルに描いた作品です。「家族」について深く考えるきっかけを与えてくれるこの本を、読書感想文の題材として選んでみてはいかがでしょうか。
大きめの文字で159ページと、あまり長くない点もおすすめです。
この記事には、本の情報、登場人物、あらすじ、作品のキーワードを書いています。読書感想文を書くための本を探している方に、参考にしていただけるとうれしいです。
タイトル | ぼくが弟にしたこと |
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文 | 岩瀬 成子 |
絵 | 長谷川 集平 |
出版社 | 理論社 |
初めて出版された年と国 | 2015年 日本 |
本の大きさ | 約21x16cm |
ページ数 | 159ページ |
価格(税別) | 1300円 |
読むなら | 5~6年生 |
読書感想文を書くなら | 5~6年生 |
小学校6年生の万里生は、ジグソーパズルで勝手に遊んでいたという理由で腹を立て、弟をひどく殴ってしまう。母に「悲しい」と責められ、家を飛び出す万里生。数年前「お母さん、ぼくね、それでいいよ。リコンってことをしたらみんな幸せになるんでしょ」そう言って、親の離婚、そして転校を受け入れたのだったが…
ここから先は、ネタばれがありますので、本を読んだ後に読むことをおすすめします。
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重い言葉がズラリと並びます。読んでいて、心が痛む作品です。
万里生のクラスメイト、黒田くんが「子どもの運命」について言っています。この言葉について、考えて書いてみるのもいいと思います。
小学生の現実をとてもリアルに映した作品です。
主人公は、弟に対してひどい暴力をふるいます。
遠くから「暴力は悪いことだ」と言うのは簡単です。もっと主人公に近づいて、もしも自分だったらどうするだろう、と考えてみてください。
また、もしも自分がこの主人公の友達だったら、どんな言葉をかけたり、どんな態度で接したりするだろうかと考えて、読書感想文を書いてみるといいんじゃないかと思います。