この記事では、小学校5~6年生の読書感想文におすすめの本「ウエズレーの国」をご紹介します。
何かを「自分の手で作ろう」という思いつきに、ワクワクしたことはありますか? 夏休みの自由研究にウエズレーが作ろうと思い立ったもの、それはなんと「自分の文明」でした。
文明を作るってどういうことだろう? でもなんだかおもしろそう!
そう思った方は、ぜひこの絵本を読んでみてください。
タイトル | ウエズレーの国 |
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文 | ポール・フライシュマン |
絵 | ケビン・ホークス |
出版社 | あすなろ書房 |
本の種類 | 絵本 |
初めて出版された年と国 | 1999年 アメリカ |
本の大きさ | 約28x25cm |
ページ数 | 33ページ |
読むなら | 3年生~ |
読書感想文を書くなら | 5年生~ |
ウエズレーは、他の子たちとは、髪型も、好きな食べ物も、やることもちがっています。お父さんとお母さんは、「いつもひとりだけはみだしている」息子のことがちょっぴり心配です。でも本人はいたって平気。夏休みに、自分だけの文明を作るというアイディアに夢中です。
主なキーワード
子供のころって(大人もそうかな)、みんなと同じかどうか、ということが妙に重要に思えるときがありますよね。ウエズレーの周りの子たちも、髪型も、好きな食べ物も、好きな遊びもみんな同じです。
でも、ウエズレーはちがいます。
みんなとはちょっとちがう彼ですが、作りたいと思ったものを、次から次へと形にしていく力があります。
その他のキーワード
周りの子たちから「ういてる」ことを、お父さんとお母さんは心配していますが、そのことについて本人はどんな反応をしているか、ぜひ読んでみてください。私は思わず笑ってしまいました。
いじめっ子たちからはさっさと逃げて、ウエズレーは自分の文明をどんどん発展させていきます。
自分一人だけの世界のつもりでしたが、学校のみんなや両親が、ウエズレーの世界の魅力にはまっていく様子は痛快です。
「みんなと同じ」じゃないと心配? そんなに「みんなと同じ」はいいことなの?
そんな風に問いかけてくるようなお話です。