小学校5~6年生の読書感想文におすすめの本「雪の写真家ベントレー」をご紹介します。
子供の頃から大好きだった雪の写真を、一生撮り続けた人のお話です。
タイトル | 雪の写真家ベントレー |
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文 | ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン |
絵 | メアリー・アゼアリアン |
訳 | 千葉 茂樹 |
出版社 | BL出版 |
本の種類 | 絵本 伝記 |
初めて出版された年と国 | 1999年 アメリカ |
本の大きさ | 約25x25cm |
ページ数 | 32ページ |
読むなら | 4年生から |
読書感想文を書くなら | 5~6年生 |
この本の主人公は、何よりも雪が大好きなベントレーという人です。家族には「ウィリー」と呼ばれていました。
農村で生まれ育った彼は、お母さんから古い顕微鏡をもらい、花、雨粒、植物の観察と記録を始めました。
そしてもちろん、大好きな雪の結晶も、観察してスケッチしました。
美しく、同じ形をしたものは1つもない雪の結晶を記録して、みんなに見せたい。
その一心で、ベントレーは、雪の観察を続けます。
主なキーワード
自然観察の好きな人なら、この本を読んで、ベントレーの気持ちをよく想像できるのではないでしょうか。
また、失敗してもあきらめずに続ける、ということもこの本のテーマです。雪の結晶を記録することは、最初はなかなかうまくいきませんでしたが、ベントレーはあきらめませんでした。
ひとつのことを長年続けた結果が、とても大きな成果となったのですね。
その他のキーワード
家族がベントレーのために、あるものを購入します。そのおかげで、ベントレーは雪の記録方法を研究し続けることができました。
家族の理解と協力があったからこそ、研究を続けることができたのですね。こういったことも、この本のテーマです。
雪、星、雲、川、海、動物、こん虫、木、花、魚…
自然が作り出したものの美しさに感動したことがある人なら、この本を読んで読書感想文を書けると思います。
大好きなものを、自分なりの方法で追い求めたベントレー。
専門家として認められるようになってからも、お金や名誉に目もくれず、もっと雪の写真を撮ることしか考えていなかったかのようです。
そんなベントレーの人生を、あなたはどう思いますか。
幸せそう? うらやましい? それとも少し残念?
あなたには、一生、それだけを追い続けてもあきないと思えるほど、大好きなものはありますか。