小学校3～4年生の方におすすめの絵本、「ウェン王子とトラ」をご紹介するページです。
この作品を、国語の教科書で読んだことがある方もいるかもしれません。
迫力のあるトラの絵や、森の奥の美しいかくれがなど、絵も心に残る作品です。
この記事には、本の情報、登場人物、あらすじ、作品のキーワードを書いています。読書感想文を書くための本を探している方に、参考にしていただけるとうれしいです。
| タイトル | ウェン王子とトラ |
|---|---|
| 文・絵 | チェン・ジャンホン |
| 訳 | 平岡 敦 |
| 出版社 | 徳間書店 |
| 本の種類 | 絵本 |
| 初めて出版された年 | 2007年※ |
| 本の大きさ | 約29x28cm |
| ページ数 | 48ページ |
| 価格（税別） | 1,900円 |
| 読むなら | 3年生～ |
| 読書感想文を書くなら | 3年生～ |
※著者のチェン・ジャンホンさんは中国生まれ。この作品の原作は、著者がフランス在住時の2005年に発表され、ドイツ児童図書賞を受賞。
人間に子供たちを殺されたお母さんトラが、悲しみと怒りのあまり村を襲うようになりました。王さまは、トラを退治するため兵を出そうとしますが、占い師が反対します。トラの怒りをしずめるためには、最愛の息子、ウェン王子をさしだすしかないというのです。
ここから先は、ネタばれがありますので、本を読んだ後に読むことをおすすめします。
主なキーワード
ウェン王子の2人(1人と1匹)のお母さんは、どんな気持ちだったでしょうか。それぞれ考えてみましょう。
あなたには、もう一人のお母さんと思えるような人はいますか。
また、あなたが強い怒りを感じた経験について、読書感想文に書いてみるのもいいかもしれません。その怒りは、どんなことでしずまりましたか。よく思い出して、書いてみてください。
その他のキーワード
トラの絵は、ページによって表情がちがいますね。絵をよく見くらべて、トラの気持ちを想像してみてください。
どの絵が一番心に残ったでしょうか。
また、ウェン王子になったつもりで本を読み返し、もし自分だったらどうするか、考えて読書感想文に書いてみるのもいいでしょう。
最後に、ウェン王子が取った行動について、どう思いますか。あなただったら、同じ行動をすると思いますか。