初雪のふる日【3~4年生】

絵本「初雪のふる日」をご紹介します。小学校3~4年生が読書感想文を書くのにおすすめの作品です。

安房直子さんのこの作品を、教科書で読んだことのある方もいるかもしれません。

読書感想文というと夏に書く方が多いかもしれませんが、冬の寒さを思い出しながら、こんな絵本を読んで読書感想文を書くのもいいと思います。

うさぎや女の子が登場するちょっと不思議なお話に、こみねゆらさんの絵がぴったりです。

この記事には、本の情報、登場人物、あらすじ、そして作品のキーワードを書いています。読書感想文を書くための本を探している方に、参考にしていただけたらと思います。

タイトル初雪のふる日
安房 直子
こみね ゆら
出版社偕成社
本の種類絵本
初めて出版された年と国2007年 日本
本の大きさ約27x21cm
ページ数30ページ
読むなら3~4年生
読書感想文を書くなら3~4年生

どこまでも続く石けりの輪。女の子は「片足、両足、とんとんとん…」とうたいながら飛んでいきました。ふり返ると、たくさんのまっ白いうさぎが、石けりをしながら追いかけてきます。女の子は、いつかおばあさんから聞いた話を思い出しました。

(ここから先は、ネタばれがありますので、本を読んだ後に読むことをおすすめします)

主なキーワード

女の子は雪の世界にさらわれそうになりますが、あるものに励まされて、対抗する力がわいてきます。

その他のキーワード

石けりをするときのかけ声が、くりかえし出てきます。また、女の子がおばあさんから聞いた言い伝えや、おまじない、そしてなぞなぞと、いろんな言葉あそびがかくれているお話です。

ふとしたはずみに、不思議な世界に足を踏み入れる女の子のお話。

おまじないの言葉を言おうとするのに、なかなか言えないところなど、とてもハラハラします。

うさぎは、物語の中で、かわいい、やさしいものとして描かれることが多いと思いますが、この物語では、怖いものとして描かれています。(うさぎに悪気はないみたいですが)

うさぎが出てくる絵本を探して、読み比べてみるのもおもしろそうですね。