サイトの方針について

当初、読書感想文を書きやすい本をご紹介するとともに、読書感想文を書くためのヒントを記事にしていこうと思い、このサイトを作りはじめました。

読書感想文を書くというのは、本当に難しい課題です。

学校ではあまり指導してもらえないまま、いきなり「原稿用紙3枚以上」などという宿題が出されて、困ってしまうお子さん、その親御さんが、たくさんいるだろうと思い、このサイトを作ろうと考えました。

ところが、記事をいくつか追加したころ、これでいいのだろうか、という疑問がわいてきてしまいました。

読書感想文を書くためのヒントがほしい方というのは、実際とてもたくさんいるだろうと思います。

でも、ネット上に、具体的なヒントがある状態というのを、望まないか、あるいは迷惑に感じる人が多いのではないかと気づいたのです。

例えば、ある本の読書感想文を、ヒントなしで、自力で書いた人が、後で、このサイトに、その本で読書感想文を書くためのヒントが載っていることを知ったら…

おそらくイヤな気持ちになるのではないでしょうか。

ここに限らず、ネット上には読書感想文攻略サイト的なものが多くあります。

「読書感想文攻略サイトを見て書いたんでしょう?」

等と、先生や友達に思われるのは、きっと誰でもイヤでしょう。ヒントなしで、自力で書いた方なら、なおさらです。

読書感想文の書き方を教えるサイトには、例文が載っていることもあります。

例文を参考に、自分で考えて読書感想文を書くのであれば、全く問題ないと思いますが、中には、例文をそのまま書き写して、宿題として提出する人もいるかもしれません。

  • ネット上にある例文をそっくりそのまま書き写す。
  • 一部だけ書き写し、あとは自分で考えて書く。
  • 内容は真似るが、ところどころ言葉を変えて、書き写したと思われないようにする。
  • あくまでも参考程度にして自分で考えて読書感想文を書く。

上記のどれがアウトで、どれがセーフなのでしょうか。

そして、ネットなど参考にせず自力で書いたとして、それを証明する方法はあるでしょうか。

こういったことを考えるうちに、ネット上に、読書感想文を書くためのヒントを掲載しているサイトがあるとしたら、私なら、そういうサイトが取り上げている本は、むしろ、読書感想文の題材として選ばないようにするだろう、と気づきました。

不要な誤解をされたくないからです。

ヒントがほしい方がいるなら、そのヒントを書いてあげたらいい。

そのように単純に考えていたのですが、私がやろうとしていたことは、逆に、読書感想文を書くためのヒントがほしい方の、結果的に邪魔をすることになるかもしれないと思いました。

そこで、今まで書いた記事はこのまま残しますが、今後、このサイトで発信していく内容について、考え直しているところです。

このような理由で、更新が滞っております。